ニュージーランドは、2022年初旬よりワクチン接種者を対象に段階的に外国人旅行者の受け入れを再開する計画であることがわかりました。
これは同国のJacinda Ardern 首相が明らかにしたもので、まだ完全に再開できる段階ではないととしながらも、2022年第1四半期より低リスク国からのワクチンを完全に接種した渡航者は、隔離期間無しで入国できるようにし、中リスク国からのワクチン接種者は、自己隔離または検疫ホテルでの短期間の隔離を予定、高リスク国やワクチン未接種者は2週間の隔離とすることを検討しているとしています。
事実上の鎖国政策をとっている同国は、新型コロナウイルスの感染拡大を防いだ数少ない国ですが、国境を閉鎖したことにより経済的な損失が多く、民間からの国境を再開すべきとの圧力が今回の検討に至った経緯とみられています。
現在ニュージーランドでは、接種対象の21%が完全にワクチンを接種した状態となっており、今後の国境の再開を見据え、9月以降に接種スピードを加速させる予定となっています。
現在多くの国がゼロコロナ政策を断念し、コロナとの共存を模索し始めており、このような流れが国際線の正常化に繋がる可能性があります。Photo : Jacinda Ardern
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