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大韓航空、2021年4~6月期の営業利益は約185億円 5期連続営業黒字を達成

 大韓航空は、2021年4~6月期の営業利益は前年同期比31%増の1969億ウォン(約185億円)となり5期連続で営業黒字を達成したことを発表しました。

 2020年の第2四半期と比較して、売上高は16%増の1兆9,508億ウォン、営業利益は31%増の1,969億ウォンとなりました。

 今回の黒字の要因は、景気回復に向けた企業の輸送需要の増加や、海運業界の輸送能力不足による旺盛な貨物需要を取り込んだことにより達成されており、第2四半期の貨物事業の売上高は1兆5100億ウォン(約1424億円)となり過去最高の四半期売上高を記録しています。

 下半期の航空貨物市場は、世界的なワクチン接種率の上昇や変異株の拡散懸念など、多くの不確定要素を抱えていまるものの、経済の回復や企業の在庫補充ニーズの高まりにより、ITやEコマース向けの貨物需要は堅調に推移すると予想しているとし、貨物機や貨物専用の旅客機を活用し、利益の最大化を図るとしています。

 また旅客需要は引き続き低迷することが予想されるとし、市場状況を注視しながら、柔軟に国際路線を運航する計画としています。同社は貨物需要に焦点をあて、A380のパイロットを他機種に移行させるなどし、貨物便の運航便を増加させるなどの対応をとり、人材においても有効活用したことが黒字を達成した要因の一つとなっています。Photo : Korean Air

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