台湾のチャイナエアラインとエバー航空は、IATAトラベルパスを試験導入することを発表しました。
チャイナエアラインは、8月30日よりロサンゼルス・オンタリオ・サンフランシスコ、ニューヨーク、バンクーバー・フランクフルト・ロンドン・シンガポール線の台北行の便において同パスの試験運用を開始します。
またエバー航空は、9月からのパリ便の台北行において同パスの試験運用を開始するとし、両社とも今後対象路線を増加させる方針です。
今回の決定に伴いエバー航空は声明の中で、新型コロナウイルスとの共存を学ぶにつれ、IATAトラベルパスのようなツールが重要になっています。ワクチンの接種証明や陰性証明が旅行書類として必要になってきている現在、デジタル健康確認アプリは、国境管理官が乗客の情報に直接アクセスできる便利なツールであり、ヒューマンエラーや人と人との不必要なやり取りを減らすのに役立つでしょうと述べています。
現在、世界の70社以上の航空会社がアプリを試験的に使用しており、当面の海外渡航に同パスは必須なものになりつつあります。Photo : Taoyuan International Airport