エアアジアグループは、運航乗務員と現場スタッフのワクチン接種率が100%に達したことを発表しました。
今回の発表に伴いトニー・フェルナンデスCEOは以下の声明を発表しています。
Photo : Air Asia
「私たちはフライトの準備ができており、厳格な安全ポリシーの一環として、パイロット、客室乗務員、空港スタッフなどに完全な予防接種を義務付けています。私たちの主要な市場では、ワクチンの接種が加速しているため、航空需要の回復が期待できます。
マレーシアでは、成人人口の50%以上がワクチンを接種しており、2021年末までに少なくとも80%の人口がワクチンを接種する予定です。また、シンガポール、韓国、フィリピンでも有望な進展が見られています。
世界の50以上の国が、ワクチンを接種した旅行者の受け入れを再開し始めています。アセアンがワクチン接種の取り組みを加速させている中、各国がワクチン接種を受けた旅行者の国内外への渡航制限をすぐに緩和し、トラベルバブルの計画を再開することを期待しています。
私たちの主要な市場の全てでワクチンが積極的に展開されていることから、パンデミックの終わりが見えてきています。重要なのは、我々は完全に準備ができており、再始動する準備ができているということです」
予てからワクチン接種による需要回復に大きな期待を寄せる同社CEOですが、東南アジアでは感染状況が悪化していることから今後期待通りに需要が回復していくかは不透明な状況です。