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エミレーツ航空がA380の受領時期を前倒し 今後20年間の運用を約束 なおエアバスのA380のプログラムは2021年11月に終了へ

 エミレーツ航空は、残る3機のA380の受領時期を前倒しすることでエアバスと合意したことを明らかにしました。

 当初のスケジュールでは、2022年4月に2機を受領、2022年6月に最後の1機を受領するスケジュールとしていましたが、これを前倒しして、2021年11月に残る3機を受領します。

 今回の発表に際し同社のTim Clark CEOは『エミレーツ航空は、エアバスとの間で、当社が発注した残りのA380の納入を前倒しすることで合意し、そのための資金を確保しました。これらの新機材は、今後数ヶ月のうちにキャビン製品を全面的に導入する準備を進めており、非常に人気の高いプレミアムエコノミーの座席を追加することになります。我々は、今後20年間、この広々とした最新の航空機を運航する最大のオペレーターであり続け、継続的な投資により、エミレーツ航空のA380体験がお客様に愛され続けることをお約束します』と述べています。

 エミレーツ航空は、ドバイからアンマン、カイロ、デュッセルドルフ、フランクフルト、広州、ロンドン・ヒースロー、ロサンゼルス、マンチェスター、モーリシャス、モスクワ、ミュンヘン、ニューヨーク/JFK、パリ、トロント、ウィーン、ワシントンDC、チューリッヒの17都市にA380型機の投入を予定しており、ワクチン接種率が世界的に高まっていることから、2021年秋の半ばには渡航制限が緩和されると見込んでいるとしています。

 なおこの3機の受領によりエミレーツ航空のA380型機の保有数は118機に拡大するのと同時に、エアバスのA380型機の一連のプログラムは終了することになります。Photo : Emirates

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