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スカンジナビア航空、2機のA350-900型機の受領を延期 今後の市場予測について語る

 スカンジナビア航空は、2機のA350-900型機の受領を延期することを明らかにしました。

 同社は、2023年に2機の同型機を導入する予定でしたが、これを1年延期として、赤字幅の縮小を目指すとしています。

 同社のVan der Werff CEOは、『予防接種や旅行制限の観点から複雑なシグナルが出ていると述べ、期待値の上昇は若干遅れるかもしれない。また、世界中でワクチンを接種する人が増えたことで、旅行需要は徐々に増加すると予想しているが、パンデミックの際に需要が変化したことも認識しているとし、今後レジャー旅行者が増え、さらに競争が激化すると予想している』と見解を述べています。

 また、新しい競合他社に対応する必要があるとして、新たな競合相手となるノースアトランティックエアウェイズや新生ノルウェージャンなどに対して警戒感を露わにしています。

 同社は、2021年7月31日までの3ヵ月間では、18ヵ月ぶりに5億クローネ(5800万ドル)の黒字を記録しており、今後はコスト削減と、レジャー客の需要拡大に対応するためのサービスの適応に注力するとしています。

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