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シンガポール航空、長期保管場所から計3機目となるA380を本国へ移動 運航再開を期待

 シンガポール航空は、長距離保管場所から計3機目となるA380をシンガポールへ移動させたことがわかりました。

 今回移動が確認されたのは、9V-SKY(MSN253)となり、9月1日の現地時間11:40にアリススプリングスを出発し、シドニー空港に15:40頃に到着し、初期メンテナンスを実施したとみられます。

 その後同空港に1日ステイし、9月3日12:45にチャンギ空港に向けて出発し18:15に同空港に着陸したことが確認されています。このように長期保管場所から拠点のチャンギ空港に移動するA380の機材は、9V-SKQ ・9V-SKWに続き3機目となり、最新の機内設備へと刷新し、運航再開へ備えるものとみられます。

 シンガポール政府は、ゼロコロナを目指す政策から、ウイルスとの共存を目指す政策に転換する方針を示しており、今後需要の回復に向けた方策を模索することになります。都市国家であるシンガポールは、航空関連の収入が重要であることから、アジアでは今後先陣を切って、航空需要の回復に向けた動きを見せることが予測されます。Photo : Steve Strike

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