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中国当局、冬期オリンピックを控え国際線の運航制限は2022年前半も継続へ

 中国当局は、国際線の運航制限を2022年前半も継続する見通しであることがわかりました。

 これは2022年2月に予定されている北京冬期オリンピックが影響しており、ウイルスの持ち込みを警戒する当局が今後も国際線の運航を制限する見込みとみられています。

 既に3大キャリアの中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空は決算発表後に影響は避けられないとの見方を示したとされており、現在の「五一政策」と言われる、中国のエアラインを対象に1エアラインは、1つの国へ1路線を1週間に1便を75%の搭乗率を上限に制限し運航するというものが、今後も継続される見通しです。

 現在国際線は、2019年と比較して2%程度の運航規模となっており、本格的な再開は2024年になる見通しです。なお、国際線は段階的に再開していくとみられ、ワクチン接種率の高い国から徐々に規制を緩和していく計画とみられています。

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