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マレーシア航空当局、東南アジアで初めてB737MAXの運航停止措置を解除

 マレーシア民間航空局(CAAM)は、マレーシアにおけるB737MAXの運航停止を解除したことを9月2日に発表しました。

 同型機を巡っては、エチオピア航空の墜落事故を受けて、2019年3月13日から上空飛行を含むマレーシアへの乗り入れ禁止措置がとられましたが、ボーイングおよびアメリカ連邦航空局が発行した再認可に関するすべての申請の検証を行った結果、解除に至ったとしています。

 既に欧米などでは、同型機の商用運航が日常化していますが、東南アジアでの飛行制限の解除は初めてとなり、今後各国が続いて解除していくことが予想されます。なお先日にはインドの航空当局も制限を解除したほか、中国では再承認テストを開始し、事故当事者のエチオピア航空もボーイングと法廷外で和解に達し、2022年1月までに運航を再開する計画としています。

 マレーシアにおいては、今後マレーシア航空がB737MAX8×15機、B737MAX10×10機を導入する予定としており、アジアでも徐々に運航規模が広がっていくものと考えられます。Photo : Malaysia Airlines

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