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A380の長期保管場所として人気のテルエル空港から間もなくパンデミック後初めて1機が復帰へ

 新型コロナウイルスの影響により多くの大型機が活躍の場を失い、A380においてはスペインのテルエル空港が長期保管場所として人気を集めましたが、間もなく1機が運航再開へ向け、同空港から離れることがわかりました。

 これはテルエル空港長のAlejandro Ibrahim 氏が年末までに2機が同空港を離れると明らかにしたもので、同氏は「A380がテルエルから離れ、再び飛行する姿を見るのは素晴らしいニュースであり、新型コロナウイルスにより大きな影響を受けた航空需要の回復を示すマイルストーンです。」と述べています。

 現在同空港には、エールフランス航空、ルフトハンザドイツ航空、エティハド航空、ブリティッシュエアウェイズのA380が計22機が保管されていますが、これまでの会社の方針をまとめると、確実運航再開を目指しているのはブリティッシュエアウェイズであることから、同社のA380の復帰が有力とみられます。

 ブリティッシュエアウェイズは、2022年夏ダイヤでの同機の復帰を計画しており、このまま順調に同機が復帰できるのか注目となります。Photo : Airbus

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