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カンタス航空、国際線の搭乗客もワクチン接種を義務化へ

 カンタス航空は、自社の従業員のワクチン接種の義務化に続き、国際線搭乗客に対してもワクチンの接種を義務化する方針を固めたことがわかりました。

 これは同社のAlan Joyce CEOが現地の講演会で明らかにしたもので、「カンタス航空は、国際線ではワクチン接種を受けた乗客のみを運ぶという方針を打ち出し、クリスマスまでにそれを実現したいと考えています」と述べたほか「私たちは、誰もが自分の身を守るべきだと考えていますが、同時に、同僚やお客様を守ることも必要です。そして、地域社会を守るためにも必要なことがあります」と述べ、ワクチンの重要性を訴えています。

 また同CEOはワクチンの接種率が80%を超えたら国境は開かれるべきで、今後イギリス、アメリカ、カナダ、日本、シンガポール、フィジーなどの接種率が高い国への運航再開を予想しているとしています。

 先日国際線の再開計画を発表して以来、国際線の検索数が約3倍になったとし、人気のあるルートは、東京・ロンドン・ロサンゼルス・シンガポールであったことを明らかにしています。現在同社は、2021年12月にも国際線を再開させる準備を進めているとみられ、今後計画通り運航再開に漕ぎつけられるのか注目となります。

 またワクチン接種を搭乗条件とするケースは珍しいことから、今後他社が追従するのかも注目となります。Photo : Qantas

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