香港の新興LCCのグレーターベイ航空の就航時期が遅れる見込みであることがわかりました。
当初の計画では、中国の国慶節に合わせて2021年10月1日に香港～北京間のチャーターフライトを実施し商用運航を開始する予定でしたが、香港航空当局は、同社に対して12月下旬に非公式の調査を行う予定であることから、これが影響し就航時期が大幅に遅れると現地紙SCMPが報じました。
以前同社が競合他社の妨害が存在することを明らかにしたことから、現地紙はキャセイパシフィックに航空に回答を求めたところ、グレーターベイ航空のライセンス申請について異議を申し立てていないが、香港の航空業界が現在直面している厳しい経営環境を考慮するよう、ライセンス当局に申し入れを行ったとの回答を得たとしています。
このようなことから、現時点ではキャセイパシフィック航空の意見が採用され遅延となった見方と、グレーターベイ航空の所有構造に懸念を抱いたとの2つ見方が有力されています。
予てから香港の航空業界は、新規参入のハードルが高く、ジェットスターなども参入できなかった過去があることから、今後グレーターベイ航空が無事就航を果たせるのか注目となります。Photo : weibo @飞来飞去的方小鱼
グレーターベイ航空、日本13都市(東京・関西・那覇・福岡・新千歳・中部・鹿児島・石垣・高松・広島・長崎・岡山・米子)への運航申請を香港当局へ提出
