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ルフトハンザドイツ航空のA380型機の全機の保管所への移送が完了 最終機は翼を振ってFRAにお別れ【動画あり】

 ルフトハンザドイツ航空のA380型機の全機の保管所への移送が2021年9月14日に完了しました。

 最終機となった『D-AIMH』は、1年半振りのフライトとしてフランクフルト空港からスペインのテルエル空港に向けて出発し、離陸の際は翼を左右に大きく揺らしながら、長年親しんだフランクフルト空港に別れを告げました。

 午前9時30分頃に離陸した同機は、その後順調にフライトを続け約2時間後に長期保管所となるテルエル空港に無事着陸しました。これにより、テルエル空港に保管される同社のA380は12機となり、残る2機はフランスのタルブ空港で保管されることになり、同社のA380の移送プログラムは完了したことになります。

 これまでの情報では、このままA380型機は退役となり、各空港に併設されている解体施設に送らる可能性が高いとみられており、今回のフライトが最後の離陸・着陸となる可能性があります。Photo : Lufthansa

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