フィリピン航空は、国内のワクチン接種率の上昇し経済活動がに改善がみられることから、航空需要の回復を見越し第4四半期までに運航便数を拡大する方針を明らかにしました。
新たな計画では、10月下旬までに名古屋/中部・福岡・サンフランシスコ、香港、ロサンゼルス、グアム、シンガポール、ドバイ、ドーハ線と国内各路線において増便を行うとしています。現時点では、上記日本2路線は共に週3便の運航となっており、今後増便される予定となります。
同社のDexter Lee 副社長は、「旅行規制が緩和されるにつれ、旅客数を増やすために、高需要路線において増便を行います。需要がパンデミック以前の水準に戻るのは2024年以降になるかもしれませんが、フィリピン航空が国際線および国内線のマーケットリーダーとしての地位を維持できるよう、機材とネットワークの計画を実施していきます」と述べています。
現在同社は、パンデミック前のネットワークの70%まで回復し、運航便数は約27%となっており、年末までにチャプター11の適用から脱却する予定です。Photo : PAL