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ワクチン接種の義務化で従業員がユナイテッド航空を提訴 現在97%が接種を完了

 ユナイテッド航空は、従業員に対しワクチンの接種を義務化しましたが、この措置をめぐり同社従業員が会社を提訴しました。

 原告6名は、会社は医療上および宗教上の理由がある場合は例外としていたものの、実際はそのようなことはなかったとし、ワクチンを接種するか仕事を失うかのどちらかを迫るユナイテッド航空の強硬な命令に怯えているとし、これは公民権の侵害であると主張しています。

 ユナイテッド航空は、9月27日までのワクチンの接種を義務付けていますが、現在までに97%の従業員が接種を完了したことを明らかしています。また現地メディアによると、上記理由で免除が認められた従業員に対しては、パンデミックが終わるまでの期間を無給休暇とする措置を行うとしており、当面はワクチンを接種した従業員のみで会社運営を行うものとみられます。

 また同社のScott Kirby CEOは、バイデン大統領の指示があれば、乗客へのワクチン接種義務化においても準備ができているとし、社会がワクチンを義務化することに対して強い支持を表明しています。Photo : United Airlines

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