デルタ航空は、搭乗禁止リストの航空会社間の情報共有の必要性を訴えています。
これは同社のKristen Manion Taylor SVP が、未だに多い機内トラブルの解決策として示したもので、搭乗禁止リストを共有し、問題のある乗客が他の航空会社を利用できないようにすべきだとしています。
これは業界全体で航空会社の従業員をさらに保護する目的や、機内の安全確保のために提案されているもので、現在デルタ航空だけで1,600名が搭乗禁止リストに登録されていることが明らかにされています。
アメリカ連邦航空局は、今年だけで問題のある乗客関連のトラブルが4,385件あったとしており、そのうち4分の3近くが機内でのマスク着用義務を拒否したものであったとしています。このようなことから、アメリカン航空とサウスウエスト航空は、飲酒が悪行を助長するという懸念から、現在機内でのアルコール販売を行っておらず、マスク着用が義務が解除されるまで、アルコールの提供を見合わせる方針です。
仮に搭乗禁止リストが共有された場合、対象者の移動が著しく制限されることから、制度化できるかは不透明となります。Photo : DELTA