経営再建中のタイ国際航空は、保有する機材において新たに3機のA330-300型機とフライトシュミレーターを追加で売却することがわかりました。
現在タイ国際航空は、15機のA330を保有していますが、新型コロナウイルスの影響を受け、全ての同型機が運航ラインから外れた状態となっています。今回この内の3機(HS-TEN、HS-TEO、HS-TEP)とA330のフライトシミュレーターが新たな売却対象となります。
これにより同社は、B747×10機、B777×18機、B737-400×2機、A380×2機、A340×9機、A300-600×1機、A330-300×3機を売却する予定となり、その数は計45機となります。
同社は、2021年1~6月期決算で約362億円の黒字を確保したものの、資産売却などによる一時的な黒字を確保しただけで、営業損益は依然として赤字状態が続いている状況となっています。Photo : Airbus