シンガポール航空は、2021年11月18日よりシンガポール~ロンドン線(SQ322/SQ317)にA380を再投入することを発表しました。
現在同社は、新型コロナウイルスによる航空需要の減退により、保有する全てのA380型機を運航停止措置としていますが、来月からロンドン線を皮切りに同型機の運航を徐々に拡大する計画です。なお今回の投入は、シンガポール政府が設定した隔離が免除となる「ワクチントラベルレーン(VTL)」にイギリスが加わったことによる需要を想定したものとしています。
またロンドン線投入前には、乗務員の訓練を兼ねた運航をアジア域内で実施する予定とみられ、今後投入路線が明らかにされる予定です。
パンデミック以降、A380のオペレーターは続々と同機の運航を停止しましたが、需要の回復と共に再投入を決定するエアラインが徐々に増えており、これまでにエミレーツ航空、ブリテッシュエアウェイズ、カタール航空、シンガポール航空が定期便への再開を決めています。なお周知の通り再投入を決めた全社がロンドン線に投入する計画となります。
【運航スケジュール】
SQ322 シンガポール23:45→05:55+1ロンドン デイリー
SQ317 ロンドン10:55→07:50+1シンガポール デイリー
機材:A380-800 Photo : Singapore Airlines