エミレーツ航空は、今後6ヶ月間で6,000人以上の従業員を新たに採用する方針を明らかにしました。
これは、各国政府が航空旅行規制を緩和し始めたことにより、想定よりも早く需要が回復することを見越して取り組むもので、対象となるのはパイロット・客室乗務員・整備士・グランドスタッフとなります。
現在エミレーツ航空は、コロナ以前のネットワークに対して90%回復した状況となっており、提供座席数も2021年末までに70%まで回復する見込みとなっています。
今回の方針発表に伴い同社のAhmed bin Saeed Al Maktoum CEOは『我々が必要としている6,000人のスタッフの増員は、ドバイの経済が急速に回復していることを意味しており、消費者、旅行、観光分野を含む他の様々なビジネスなどに前向きな発展をもたらすでしょう。我々は、プロトコルに沿って慎重に事業を回復させてきました。経済回復の明るい兆しと継続的な需要の伸びにより、2022年半ばにはパンデミック前の状態に戻ることができると期待しています』と述べています。
同社は、今後東京/羽田~ドバイ線も再開する予定となっており、日本路線のネットワークは、年内にも回復する見込みです。Photo : Emirates