エアバスは、中国の天津工場においてA321を生産し最終組立ラインの能力を強化する方針を明らかにしました。
エアバスチャイナのMichel Tran Van COOは、中国航空工業集団、天津港保税区との間でA321型機の最終組立ラインを構築する覚書を締結したことを明らかにし、2022年第4四半期に初号機を納入する予定であると述べました。なお
現時点で生産能力は明らかにされていませんが、同COOはA321に対する世界の需要は強いと述べています。
2008年に稼働を開始した天津のエアバスA320最終組立ラインは、欧州以外では初となるエアバスの組立ラインです。また、フランスのトゥールーズ、ドイツのハンブルグに続く、エアバスの3番目の単通路機の組立ラインでもあります。
エアバスは、中国の約200社のサプライヤーから部品などの供給を受けており、今回の覚書の締結により中国の国内企業にとっても好影響となります。