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シンガポール航空、需要回復を見越して保有機材の8割を稼働状態に

 シンガポール航空は、入国制限の緩和により航空需要が回復することを見越して、保有機材の8割を稼働させることがわかりました。

 これは同社のGoh Choon Phong CEOが明らかにしたもので、コロナ以前比で92%のパイロットと86%の客室乗務員が職場復帰しており、今後79%の機材を再稼働させる予定であるとし、特定国からの入国制限を緩和したことにより、今後も需要回復が見込まれるとしています。

 現時点では、11月はコロナ以前の運航規模の37%、12月は43%まで回復することを想定しているとしており、今後も隔離免除の対象国が増加する予定であることから、改善が続くとの予想をしています。なおA380の復帰も既に決まっており、ロンドン・シドニー・フランクフルト線に順次投入予定となっています。

 また先週同社が発表した2021年4~9月期決算は、前年同期の赤字額の1/4となる約700億円の赤字まで縮小し、売上高は前年同期比73%増加するなど、改善に向かっていることが公表されています。Photo : Singapore Airlines

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