海外LCC情報 航空ニュース

イースター航空の経営再建計画案を裁判所が許可 2022年初旬にも運航再開へ

 事実上の経営破綻となり、会社更生法により再建を目指す韓国のLCCのイースター航空の経営再建案を裁判所が許可しました。

 11月12日に行われた債権者集会において2/3以上が賛成したことで、裁判所が再建案を許可しました。これにより同社は、国土交通部に航空運送事業許可(AOC)を再取得する手続きを進めることになり、来年初めにも運航を再開する計画となります。

 同社においては、ゴルフ場・不動産業を手掛けるソンジョンが買収した形となり、今後は5年以内に経営の正常化を目指し、当面は旅客機16台、貨物機3〜4台を運用する規模まで拡大する予定としています。なお今後の国際線においては、日本と中国路線に注力する意向を示しています。

 韓国ではコロナ以前からLCCが乱立した状態であったことから、コロナ禍で淘汰されるエアラインが出ることが予想されていましたが、蓋を開けてみれば予想に反し、新たなLCCが立ち上がり、競争環境が悪化した状態となっています。Photo : EASTAR JET

イースター航空の売却先が決定 新オーナーは日本路線の拡充に意欲

イースター航空の会社更生法の適用が決定 今後もLCC乱立状態は変わらず

イースター航空、チェジュ航空に対して損害賠償を請求へ