大韓航空は、2021年第3四半期の決算を発表し、営業利益が前年同期の58倍となる約420億円を記録したことを発表しました。
この好業績は、国内旅行の増加と堅調な貨物需要が主な要因としており、営業利益総額は3億7,000万ドル(約420億円)に達しました。同社によると、2021年第3四半期は、パンデミックの継続と渡航制限により、国際線の旅客需要は低調に推移しました。しかし、アメリカ路線での需要が高まったこと、夏季の国内旅行が回復したことから、2021年第2四半期と比較して売上高が55%増加しました。
なお貨物収入は13億9,000万ドルに増加し、これまでの四半期で最高の収入を記録しました。この要因は、世界的なサプライチェーンのボトルネック、航空貨物需要の増加、および旅客便のベリーカーゴキャパシティの不足がもたらしたものとしています。
また今後の貨物事業の業績は、第4四半期まで堅調に推移するとし、旅客輸送は引き続き低水準で推移すると予想しています。しかしながら、旅行規制の緩和に伴い、旅客需要の回復は期待できるものとしています。Photo : Boeing