エミレーツ航空は、開発が遅れるB777Xの納入スケージュールについて、ボーイングと合意した模様であることがわかりました。
エミレーツ航空のTIm Clark CEOは、同型機の納入が3年以上遅れていることから『正確な仕事ができない人と仕事をすると苦労する』と不満を口にし、ドバイ航空ショーでボーイングと話し合いの場を持つことを明らかにしていましたが、今回納入スケージュールにボーイングと合意したことで、一部機材をB787などへ変更することは避けたとみられます。
新たなスケジュールは、2023年7月までに当局からの承認を経て年内に初号機を納入するスケジュールとなり、同型機の進捗状況を納入まで報告するよう求めたとみられます。また同CEOは777Xの発注に引き続きコミットしていることを強調し、777Xが良い航空機であることを確信していると述べています。
Photo : Emirates
なおこの合意により、既存のB777-300ERを早急にアップグレードすることも決定したと同CEOは明らかにし、52機のエアバスA380に加えて、53機のB777にもプレミアムエコノミークラスを導入するとしています。