カタール航空は、ボーイングが開発するとみられているB777Xをベースとした貨物機のB777XFを近日中に導入することを発表する見込みであることがわかりました。
これは同社Akbar Al Baker CEOが、海外紙のインタビューで明らかにしたもので『我々は大型貨物機の発注を真剣に検討しています。間もなく大型貨物機を発注する予定です。もちろん、どこに発注するかは言えませんが、一つ言えることは、ボーイングから受け取った提案は、我々にとって非常に魅力的なものであるということです。』と述べました。
予てからカタール航空は、B777XFの開発に期待を示し、開発が決まった際はローンチカスタマーになることに意欲的であることを明らかにしていました。またA350Fにも興味を示していたものの、エアバスとのA350型機の塗装問題による確執により、貨物機の発注においてはボーイングがリードしているとみられています。
.@BoeingAirplanes latest generation #777X aircraft entered the skies over Qatar for the first time today, as the world’s largest twin-engine jet landed at DIA ahead of its anticipated introduction to the #QatarAirways fleet in the near future. @BoeingMidEast @GEAviation pic.twitter.com/TWyzYWNtbR
— Qatar Airways (@qatarairways) November 17, 2021
ボーイングは間もなくB777XFの開発を発表するとみられており、そのローンチカスタマーとしてカタール航空が導入を発表することが考えられます。なおドバイ航空ショーに関連してドーハにB777Xが到着しており、同CEOは『この業界をリードする製品の世界的なローンチカスタマーになれたこと、そして世界で最も新しく、最も技術的に進んだ効率的な双発機を含む機材で、当社のグローバルネットワークをサポートし続けるというコミットメントを示すことができることを、非常に誇りに思います』と歓迎し、両社が良好な関係であることをアピールしています。