ボーイングは、B787型機において対処すべき問題が見つかったことで、生産に遅れが出ている模様であることがわかりました。
これはWSJが報じたもので、乗客用ドアと貨物用ドアの周辺に関する問題に対処する必要が生じたため、生産に遅れが生じ月産2機のペースまで低下するものとみられ、今後顧客への引き渡しが遅れることが予想されます。なお同問題においては、既に納入済みの機材に直ちに影響を与えるものではないとしています。
今回の問題をはじめ、同型機においては製造上の問題発覚が続いていることから、米下院運輸経済基盤委員会からは、規制当局であるFAAの監督責任を問う声が上がり始めており、ロールアウト以来様々な問題が発生している同型機においては、根本的な改善が求められることになりそうです。
B737MAXの事故などにより、同社の信用は揺らいでおり、他機種においても問題を抱えていることで信用回復までの道のりは長いものとなります。Photo : Boeing