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,タイエアアジア、国際線の回復が見通せず保有機材を削減し従業員も大幅に削減へ

 タイエアアジアは、新型コロナウイルスの影響により国際線の回復が見通せないことから、保有機材を削減し従業員も大幅に削減する方針です。

 これは同社の筆頭株主のアジアアビエーションキャピタルのTassapon Bijleveld会長が同社の従業員向けに通知したもので、リース費用を削減するために少なくとも2年間、あるいは国際線および国内線が完全に回復するまでは、恒久的に機材を削減しなければならないとして現在の60機から54機まで削減する方針を示し、これに伴い従業員数も削減するとしています。

 また同会長は2022年の予測として、国内線市場は2022年半ばまでに完全に回復し、国際線は徐々に2019年の20~30%の水準に戻る可能性があると想定しているとし、国際線のベストシナリオは、来年末までにパンデミック前の定期便の50%を再開することであるとしています。

 海外からの観光客の受け入れを再開したタイですが、その国のエアラインであっても、今後の見通しは厳しいものとなっており、アジア地域においては、少なくとも2022年も国際線は厳しい状況が続くものとみられます。Photo : Thai Airasia

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