ITAエアウェイズは、エアバス社に対しA220×7機、A320neo×11機、A330neo×10機の計28機を確定発注したことを発表しました。
この発注は、2021年9月30日に発表された覚書を確定させるもので、さらにA350をリースする計画を進めている段階であるとしています。
Photo : Airbus
今回の契約に際しITAエアウェイズのAlfredo Altavilla社長は『エアバスとの戦略的パートナーシップは、9月に発表した覚書が確定したことで、重要な一歩を踏み出しました。この合意に加えて、さらなる協力関係の可能性が生まれています。特にエアバスが市場をリードしている航空分野の技術開発やデジタル化に関してです。これらはすべて、当社の環境維持目標を達成するための活動の一環です』
またエアバスのChristian Scherer CCOは『今回の契約は、ITAエアウェイズのビジネス目標をサポートするものであり、エアバスはITAエアウェイズの長期的な未来を、最も効率的で最新技術を搭載したエアバス機で築くことができることを誇りに思います。この契約は、ヨーロッパおよび国際的なネットワークを最も持続可能な方法で発展させるという、ITAエアウェイズのビジネス目標をサポートするものです』と述べています。
2021年10月15日に運航を開始した同社は、現在A320-200×27機、A319×18機、A330-200×7機の合計52機を保有し、44都市59路線のネットワークを構築しています。なお2022年に78機、2025年に105機まで機材を増機し、2025年までには74都市89路線までネットワークを拡充する予定です。
またA350-900型機は、2022年6月にもリース導入する予定とみられており、同社は全ての機材をエアバス機に統一することでコスト削減を図ります。