ルフトハンザグループは、香港政府が強化した新型コロナウイルスに対する検疫体制の影響により、一部便で運休するほか、運航経路の変更を行うことがわかりました。
ゼロコロナを目指す中国政府の下、香港政府も同様の措置を講じており、運航乗務員は香港滞在中にホテルの部屋から出ることが禁じられ、入国時以外にも度重なる検査が必要とされています。
既に新基準によりフェデックスが香港のパイロット拠点を閉鎖するなどの影響が出ていますが、同グループのスイスインターナショナルエアラインズは、この規制強化の影響により当面香港線を運休し、ルフトハンザドイツ航空は、一部便を運休し、その他便においてはバンコクを経由するルートに変更します。
ルフトハンザドイツ航空においては、香港への貨物輸送が重要な業務となっていることから、これを継続しながらも乗務員ほ保護する観点からやむを得ず今回の運航ルートへ変更する模様です。
既に同国のキャセイパシフィック航空の乗務員からも不満が噴出している報道がなされており、ゼロコロナを目指す国・地域では、今後も乗務員にとって厳しい環境となりそうです。Photo : Lufthansa