FSC 機材 航空ニュース

カタール航空、A350型機の塗装問題の影響によりキャセイパシフィック航空機をドライリース

 カタール航空は、A350型機の塗装問題の影響により、元キャセイパシフィック航空機のB777-300ERをドライリースすることがわかりました。

 同社は、保有する一部A350型機において塗装の下地が劣化するトラブルを抱えていることから、退役予定であったA380型機を再稼働させるなどしてA350型機の運航停止による座席不足に対応していますが、今回新たにその対策として元キャセイパシフィック航空機のB777-300ERをドライリースで導入する予定です。

 移籍するのは、B-KPLとB-KPMとなり、既に前者はドーハにフェリー済みでA7-BOBとして登録されています。今回の取引は、BOCアビエーションを通しての取引とみられますが、カタール航空がキャセイパシフィック航空に出資していることもありスムーズに手続きが進んだものとみられます。

 また、運航拡大を続けるカタール航空と香港の検疫強化により今後も需要の低迷がが予想される両社の間で利害が一致した主な要因とみられます。Photo : Qatar Airways

カタール航空、A350の塗装問題によりリース機のリース期間延長などを検討

【画像あり】A350型機の塗装問題はカタール航空以外にもフィンエアー、キャセイパシフィック航空、エティハド航空、ルフトハンザ、エールフランスでも存在

カタール航空、A350型機の塗装問題によりA350Fは導入しないと表明 貨物機の更新機材はB777XF