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ボーイング、B737-800BCFの改造ラインを中国に2つ新設へ

 ボーイングは、旺盛な航空貨物需要に対応するため、中国・済南市にあるSTAECO社の施設に737-800BCF(Boeing Converted Freighter)の改造ラインを2つ新設する計画を明らかにしました。

 1つ目のラインは2022年第1四半期の開設を目指しており、2つ目のラインは早ければ2022年半ばに航空機の改造を開始する予定としています。

 今回STAECOと同施設を新設する契約に伴いボーイングのコマーシャル・セールス&マーケティング中国担当Peter Gao VPは「ボーイング社は、STAECO社との強力で相互に有益な関係を継続し、世界的な需要の増加に対応するために新たな改造能力を構築できることを喜ばしく思います」とコメントしています。

 ボーイングは、今後20年間で1,720機もの改造貨物機の需要があると見込んでおり、そのうちアジアの航空会社がその需要の40%を占めるとしています。ボーイングはBCF施設の拡大させており、ロンドン・ガトウィック整備工場に1つの改造ラインを開設するほか、カナダのKFエアロスペースMRO施設に2つの改造ライン、中国のGAMECO施設に3つ目の改造ライン、コスタリカのCOOPESA施設に2つのラインを開設することを予定しています。Photo : Boeing

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