2021年12月14日、中部国際空港の滑走路増設案を地元の関係者会議で合意に達したことがわかりました。
この計画では、現滑走路の大規模改修に対応するために、滑走路とターミナル間にある誘導路を3290mの滑走路の改修するものとなり、2022年に環境アセスメントに着手し、2027年第一四半期にも離陸専用滑走路として供用開始を予定しています。なお滑走路新設により同空港の発着能力は1.2倍へと増える見込みです。
その後は以前から計画され、今年5月に県が承認した中部国際空港沖を計290ha埋め立てる計画において、埋め立てが完了する2037年以降に更に滑走路を新設し、供用開始と共に現滑走路を廃止する計画です。
現在IATAが指定するレベル2以上の日本の混雑空港は、羽田空港・成田空港・関西空港・福岡空港・新千歳空港・中部国際空港となっていますが、これらの空港で滑走路が1本だけなのは福岡空港と中部国際空港となり、既に福岡空港は増設が決定していることから、今後日本のレベル2以上の全空港が滑走路を2本以上有することになります。Photo : 国土交通省