機材 航空ニュース

30年以上続いたA320ceoファミリーの生産プログラムが間もなく終了へ 最終機はデルタ航空が受領見込み

 30年以上続いたエアバスのナローボディの主力機として生産されたA320ceoファミリーの生産プログラムが間もなく終了する見込みです。

 オーダーブックには、デルタ航空向け以外も受注残として残っていますが、これはイランからの発注で後に凍結されたものなどとなっており、事実上の残る未納入機はデルタ航空向けの機材のみとみられています。

 最終機(MSN10315/N129DN)とみられる機材は、現在デリバリー前のテスト飛行を行っていることが確認されていることから、今後一ヶ月以内にもデリバリーが行われ、A320ceoファミリーの生産がプログラムが完了することになります。なおデルタ航空はこの機材の受領により、A320ceoファミリーの保有機材数が127機へと増加します。

 2016年1月にA320neoの納入が始まったのと同時にA320ceoファミリーは減産体制へとシフトしていきましたが、30年以上にわたり生産され、トータル8,100機以上生産されたA320ceoファミリーは、ひっそりと終わりを迎えることになりそうです。Photo : DELTA

エアバス、A321XLRの試作機の機体組み立ての工程が間もなく完了することを発表

エアバス、中国の天津工場でA321を生産へ

デルタ航空、ITAエアウェイズの株式購入を検討か