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フィリピン航空の再建計画を米裁判所が承認 保有機の25%を削減

 フィリピン航空は、2021年9月に米裁判所にチャプター11を申請し、経営再建計画を策定していましたが、その計画を裁判所が承認しました。

 これによりチャプター11の手続きが進行することになり、2021年末までに計画の実施に移行する見込みとなっています。

 この再建計画においては、20億ドルの負債を減らす予定となり、ワイドボディとナローボディの保有機数25%削減することが含まれています。また、PALの大株主からの5億500万ドルの長期投資および債券などによる資金調達と、新たな投資家からの1億5000万ドルの資金調達が予定されています。

 またこの再建計画は、リース会社などをはじめとした全方面から100%の支持を受けたことを明らかにしており、旅行制限が緩和され、国境が再開されれば、より多くの路線を再開し、運航便数も増加させる予定であるとしてます。Photo : PAL

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