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アメリカ、南アフリカ8カ国に課していた渡航制限を12月31日に解除へ

 アメリカは、オミクロン株の出現により、南アフリカ8カ国に渡航制限を設けていましたが、12月31日にも解除すると発表しました。

 これは既に同国内でオミクロン株が蔓延していることから、このような措置に効果は無いとし、これまでの規制により、オミクロン株を理解する時間を作れ、既存のワクチンがオミクロンに対して有効であることもわかったことから解除の判断に至ったとしています。

 同国は、11月29日より南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエ、モザンビーク、ナミビア、レソト、エスワティニ、マラウイを対象に渡航制限を設けており、この国々が解除対象となります。

 現在アメリカの新規感染者の多くがオミクロン株とみられていますが、これまでにアメリカで死亡したのは、ワクチン未接種かつ基礎疾患のあった50代男性の1例のみとされており、以前まで主流であったデルタ株よりも弱毒化しているとの見方が強まっています。またワクチン接種者にも感染が広がっているものの、入院している人の大多数はワクチン未接種者であるとされています。Photo:SFO Airport