FSC 中部国際空港(セントレア) 新規就航・増便・減便 航空ニュース 関西国際空港

新エアラインのジェイキャス、就航時期を2023年秋に延期 大阪/関西~富山・米子・能登線を開設しその後中部国際空港にも進出へ

 2018年10月に設立された新エアラインとなるJcas(ジェイキャス)は、当初予定していた就航時期を後ろ倒しして2023年秋の10月頃の就航を予定していることがわかりました。

 これまでにわかっている計画では、就航第1路線は、関西~富山線を予定しており、その後、大阪/関西~米子・能登線の開設を予定しています。また関西国際空港以外にも中部国際空港から路線を展開する予定です。機材はATR機の導入を予定しており、多頻度運航による利便性向上と採算性の確保する計画となります。


Photo : JCAS

 同社の白根清司代表取締役は、公共交通手段がJRしかないという地域が多く存在し、特に関西地域と北陸・山陰地域を結ぶ航空路線は整備されていないことから、航空機でJR並みの運賃を実現することで、気軽に国内外に出かけられる交通手段を提供する計画であることを明らかにしています。

 同代表は、21年間日本航空に勤めた後、スカイマークにヘッドハンティングされ、スカイマークの一員として約16ヶ月という短期間で事業認可と運航許可を取得しています。その後、2001年に航空専門のコンサルティング会社を設立し、数社の新規航空会社(現株式会社ソラシドエア)の立ち上げのほか、航空機関連の各種技術支援、エアラインへのオペレーション、エンジニアリングに関するサポートを提供してきた経験をもつ人物となります。

 今年は、トキエアが就航を予定するほか、翌年にはジェイキャスも就航を目指すこととなり、久しぶりの国内の新エアライン就航が実現する見込みです。

新エアラインのジェイキャス、2021年秋以降に富山~関西・中部・仙台線の開設を計画

トキエア、公式ホームページを開設し機体デザインも公開

トキエア、日本の航空会社として初めてATR42-600Sを導入する意向書をATRと締結 佐渡線に投入へ