カタール航空は、A350型機の塗装劣化問題を巡り、エアバスに対して6億1,000万ドル(約720億円)の損害賠償を請求していることがわかりました。
これは同社が、提訴している裁判資料から明らかになったものとしてロイター通信が報じたもので、このほかにも運航停止期間において、一日毎に400万ドル(約4億6,000万円)を加算して請求するとしています。このようなことから、短期的な解決は難しいことから、請求額は約1000億円を超えることが予想されています。
また同社は、エアバスが根本的にこの問題を解決するまで、同型機の納入を停止させるよう求めており、今後裁判所がカタール航空の主張に対してどのような判決を下すの注目となります。
既に両社ともに話し合いでの解決は諦めており、判決後も両社の関係が修復に向かうかもわからず、関係悪化の一途をたどっている状態となります。Photo : Qatar Airways
【画像あり】A350型機の塗装問題はカタール航空以外にもフィンエアー、キャセイパシフィック航空、エティハド航空、ルフトハンザ、エールフランスでも存在