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ベトナム航空の成田発ハノイ行のVN5311便に爆破予告 福岡空港へ緊急着陸

 2022年1月5日、ベトナム航空が運航する成田発ハノイ行のVN5311便に対して爆破を予告する脅迫電話があり、同便が福岡空港に緊急着陸していたことがわかりました。

 乗客47人、パイロット3人、乗務員12人が搭乗していた同便は、離陸後約40分となる午前11時10分頃に、同社の日本支社を通じてアメリカ人を名乗る男性から爆破予告を受けました。

 この男性は日本語で、『VN5311便は、成田に引き返さないと、東京湾を通過する際に撃墜する』と脅迫し、電話を受けた担当者が聞き直したところ『VN5311便が東京湾の上空を飛んだら撃ち落とす準備をしている。』と答えたことから、脅迫電話と断定し、当局へ通報しました。


Photo : Flightrader24

 そしてベトナム航空当局と日本航空当局が協力し、福岡空港へ緊急着陸させることが決まり、同便は午後1時2分に福岡空港に着陸し、その後安全が確認されたことから、同便は再びハノイへ向けて出発しました。

 同便は約2年振りに定期便として再開した同路線の再開初便でしたが、それと今回の脅迫の関連性は現在のところ明らかになっていません。

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