2022年1月13日、マレーシア証券取引所は、エアアジアを警告銘柄となるPN17指定したことを明らかにしました。
同社はこれまで救済期間としてPN17企業分類から指定を免れており、今回その期限が切れることから救済期間の18カ月延長を求めましたが、これが却下されPN17*指定となっています。*PN(プラクティスノート)17は、財務状況が思わしくなく今後上場を維持できない可能性がある企業が指定されるものとなります。
この指定を受けエアアジアグループCEOのトニー・フェルナンデスCEOは、PN17の状態を是正するための措置を講じているとし、2021年第1四半期に実施した3億3,648万リンギの私募を含め、同グループがこれまでに25億リンギ以上を調達したほか、転換型無担保債務証券の権利発行により、さらに9億7451万リンギを調達、そして今年中に最大4億リンギの追加資金調達を計画しているとし、2022年のパンデミックの影響を乗り切るための十分な資金が確保できているとしています。
また航空収入に頼らない企業に生まれ変わったとし、それぞれの事業の分野において業界リーダーになるための軌道に乗っているとし経営状況に問題が無い事を強調する声明を出しています。Photo : Klia