デルタ航空のEd Bastian CEOは、噂されているITAエアウェイズへの出資について、その予定がないことを明らかにしました。
これはロイター通信のインタビューで同CEOが明らかにしたもので、12月に交渉を開始したコードシェア契約に取り組んでいることは認めたものの、「我々は彼らに投資する計画はない」と述べています。
先日ITAエアウェイズのAlfredo Altavilla 会長は、提携に向け海外エアラインと非公式ながら協議を開始したことを明らかにし、6月までに交渉が成立する可能性があることを明らかにしています。また既報の通りルフトハンザグループとIAGグループと接触しているとみられ、今後これらの会社がITAに出資する可能性が噂されています。
なお提携に関する最終決定は、イタリア政府が下すことになりますが、同政府は資本提携に賛成であることを示唆しているものの、支配権を有する保有株式の過半数を手放すかは明らかにしていません。
イタリア市場においては、ITAがほぼ独占状態であることから、各アライアンスがITAの取り込みを狙っているとみられ、今後どのような展開となるのか注目を集めています。Photo : ITA Airways