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香港航空当局、B737MAXの運航を再認可 約3年振りに飛行可能に

 香港航空当局は、運航停止措置としていたB737MAXの運航を再認可したことを現地時間2022年1月21日に発表しました。

 ライオンエア、エチオピア航空の同型機の墜落事故により世界的に運航停止となりましたが、香港当局は約3年振りに香港空域での運航を認めます。なお運航再開に際し、オペレーターはアメリカ連邦航空局の耐空指令、または航空機が登録された国の耐空指令に準じた措置を講じる必要があるとしています。

 現在香港を拠点とするエアラインでB737MAXのオペレーターは存在しませんが、新興LCCのグレーターベイ航空が同型機の導入を検討しているとみられており、ボーイングにとって障害が無くなり商談に弾みがつくことが期待されます。

 なお主要市場で唯一運航再開を認めていない中国は、月内にも再認可する見込みとなっており、長らく続いたB737MAXの運航停止はようやく区切りがつくことになりそうです。Photo : Boeing

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