ルフトハンザグループは、ITAエアウェイズの株式を40%取得することを今週中にも正式発表する可能性があることがわかりました。
これはイタリアの現地紙Il Foglioが報じたもので、今後コードシェアなどを含めあらゆる面で提携するものとみられ、ITAがルフトハンザグループに加入する可能性があります。
ITAを巡っては、ワンワールド系でブリティッシュエアウェイズなどのIAGグループ、スカイチーム系のデルタ航空やエールフランスKLMグループ、スターアライアンス系のルフトハンザグループが資本提携を模索している報道がなされていましたが、最終的にはITA側もラブコールを送っていたルフトハンザと関係を強化するものとみられます。
またCorriere della Sera紙によると、昨年10月にITAが加盟したスカイチームの加盟拘束期間は1年であるとしていることから、仮にルフトハンザとITAが合意に達した場合は、今年10月以降にルフトハンザが加盟するスターアラインスへ乗り換えることも考えられます。
イタリア政府は、アリタリア航空時代に続き現ITAにわたる航空事業において、投資家による速やかな解決を求めており、2025年まで国からITAに13.5億ユーロの援助金が支払われた後は、ITAは自立して経営していくことが計画されています。Photo : ITA Airways