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ルフトハンザグループと海運のMSCグループが共同でITAエアウェイズの経営権取得へ関心表明 ITAのスターアライアンスへの移籍も加速か

 ITAエアウェイズは、ルフトハンザグループとスイスを拠点とする海運大手のMSCグループから共同で株式の半数を取得するEOI(関心表明)を受けたことを正式発表しました。

 これまでルフトハンザグループが単独で40%の株式を取得する動きが伝えられていましたが、実際にはMSCグループと共同で株式の半数を取得し経営権を取得する計画となり、両社はイタリア政府が少数株主持分を維持することを希望していることが明らかにされています。

 なお海運大手のMSCグループは、600隻の船と10万人の従業員を抱える世界有数の海運会社となります。

 今回のEOIに関して、ITAは好意的な反応を示しており、同社は買収提案について議論するために1月末に取締役会を開催する予定であるとしています。

 これまでのところ、今後ルフトハンザグループとMSCグループが経営権を取得することが有力とみられ、ルフトハンザグループ傘下に入ることでITAエアウェイズがスカイチームからスターアライアンスへ移籍することも有力とみられます。Photo : ITA Airways

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