機材 航空ニュース 貨物

ボーイング、B777XF(B777-8F)の開発を正式発表 2027年に就航へ

 ボーイングはB777XF(B777-8F)の開発を正式発表しました。

 ボーイングは、現在開発中のB777Xをベースとした貨物機としてB777-8Fの開発を決定し、燃費効率と環境性能を最大化するよう設計し、業界最大、最長距離、最高性能の双発貨物機となる予定です。なお既報の通りローンチカスタマーとしてカタール航空が最大50機の同型機を導入する予定で、初号機の納入は2027年となります。


Photo : Boeing

 新型機には、新しいカーボンファイバー複合材の翼や燃費の良い新エンジンなどを導入し、航続距離4,410海里(8,167km)、最大積載量118トンを誇り、747-400フレイターとほぼ同等の積載量と、燃費、排出ガス、運航コストの25%改善により、777-8フレイターは運航会社にとってより持続可能で収益性の高いビジネスを可能にします。

 また新型機の開発決定により、ボーイングはワシントン州にあるエバレット工場に10億ドルの投資を行い、同工場にて777-8Fを製造する予定です。

 貨物機市場においては、エアバスもA350Fの開発を昨年決定しボーイングに対抗する計画を明らかにしており、今回ボーイングが新型機の開発を決めたことでより一層激しい競争が予想されます。

カタール航空、最大50機のB777XFと2機のB777Fを導入する契約をボーイングと締結 ボーイング史上最大の貨物機契約

ルフトハンザドイツ航空、B777XFの導入を検討

【注目】エアバス、A350Fの開発を取締役会が承認 ボーイングの牙城を切り崩しへ