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ルフトハンザ、導入予定のA321P2Fの初号機が改修を終えミュンヘンに到着

 ルフトハンザグループは、2機導入予定のA321P2Fの初号機がシンガポールで改修を終えたことを発表しました。

 この改修は、短距離貨物市場を強化することを目的としており、一部の機齢を重ねたA321の2機を旅客機から貨物機へ転用(P2F:Passenger to Freighter)し、初号機はユーロウイングスで活躍していたD-AEUCが改修対象となっています。

 初号機はシンガポールのセレター空港にてEFWが改修を行った後、テスト飛行を経て1月30日にミュンヘンに到着しており、今後数週間以内にルフトハンザシティラインが運用を開始する予定となっています。なお2機目となるD-AEUAは現在シンガポールで改修中となっています。


Photo : Lufthansa

 この改修においては、メインデッキにもコンテナが搭載できるよう、大型の貨物ドアが取り付けられており、その結果コンテナを14個搭載でき積載量28トン、航続距離3,500kmを誇る貨物機に生まれ変わっています。なお日本でもヤマト運輸が導入しJALグループのジェットスタージャパンが運用を担う予定となっている機種となります。

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