エチオピア航空は、2022年2月1日に運航を停止していたB737MAXの運航を約3年振りに再開しました。
エチオピア航空は、2019年3月にB737MAXの欠陥により、搭乗者全員となる157名が死亡する墜落事故を起こし、この事故をきっかけに全世界でB737MAXの運航が停止される事態となりました。
Photo : Etiopian Airlines
運航再開は約3年振りとなり、一時は遺族の反対もあり今後同型機を運航しない計画との報道もありましたが、最終的には運航再開に漕ぎつけており、これはボーイングが裁判において犠牲者の家族と合意に達し、墜落の責任を認め、その後も運航再開に向けた多大なサポートがあったことが影響しているものと推測されます。
再開初便には、同航空の取締役会長および役員、ボーイング社の役員、大臣、大使、政府高官、ジャーナリストが搭乗するなどし安全性を示しており、再開にあたり同社CEOは『エチオピア航空にとって安全性は最優先事項であり、私たちが行うすべての決定と行動の指針となっています。この指針に沿って、FAA、EASAを始めとした各国当局が再認証し、世界36社のエアラインが再開を決めたB737MAXを復帰させました。』と述べています。
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