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エールフランスKLMグループ、ITAエアウェイズ・TAPポルトガル航空・エアヨーロッパの株式取得に関心か

 エールフランスKLMグループは、ITAエアウェイズ・TAPポルトガル航空・エアヨーロッパの株式取得に関心があるとイタリア現地紙が報じました。

 既報の通り、ルフトハンザグループと海運のMSCグループが共同でITAエアウェイズの経営権取得へ関心表明し、今後90日間の独占交渉期間を求めている段階ですが、エールフランスKLMグループも参入する可能性が指摘されています。

 しかしながらエールフランスKLMグループは、政府から融資を受け返済を終えていないことから、EUの規制により他エアラインの買収ができないため、ルフトハンザとITAの交渉が決裂した際に、返済後を見据えた提案を行うとの見方がされています。またエールフランスKLMグループは、TAPポルトガル航空やIAGが買収に失敗したエアヨーロッパの株式取得に関心があるとされており、今後グループの拡大を狙っているものと考えられています。

 なおITAエアウェイズに関しては、同社の株式を100%所有するイタリア財務省が早期の民営化を望んでいるとみられていることから、依然としてルフトハンザループが経営権取得の最有力候補とみられています。Photo : Air France KLM

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