スターフライヤーは、2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~12月31日)の業績を発表し、最終損益は30億円の赤字となったことが明らかになっています。
コロナの影響や燃料費の高騰などの影響を受けた結果、前年同期の75億円の赤字から改善したものの、30億円の赤字となっています。なお12月単月では9,000万円の営業利益となるなど改善の傾向はみられるとしながらも、依然として非常に厳しい状況であることに変わりないとしています。
この結果、営業キャッシュ・フローのマイナスが継続するとともに、一部の借入契約に付されている財務制限条項
に抵触するおそれがあり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているとし、以下の対応策をと推進し、事業の継続、その後の成長を目指すとしています。
・運転資金の安定的確保
・需要減少に応じた生産体制の構築(計画的減便・運休、社員の一時帰休等)
・迅速に生産調整を行える弾力的な体制の構築
・感染症拡大阻止への取り組み(組織的な全社員の健康管理、テレワークの実施等)
・プロジェクト体制での収支改善・生産性向上の取り組み
なお金融機関との緊密な連携関係を強めていることから、今後1年間の資金繰りには問題なく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しているとしています。Photo : Starflyer