マレーシアは、早ければ2022年3月1日にも隔離期間無しで外国人観光客の受け入れを再開する可能性があることがわかりました。
これはMuhyiddin Yassin元総理が議長を務める国家復興評議会(NRC)が、同国の経済回復に向けて、ワクチン接種を条件に早ければ3月1日にも国境を開放することに議会で合意し、今後その可否を同国総理に判断するよう要請することを決めたことによるものとなります。
今回議会がまとめた内容においては、全ての国を対象とし、ワクチンの接種、そして到着時と出発時のウイルス検査を条件として、陰性であれば隔離期間無しで入国・出国できるものとなります。なお検査方法などの詳細は、保健省が近日中に詳細を発表するとしているほか、保健大臣は恐らく国境が開放されるとの見解を述べており『オミクロン株は世界中に存在し、地域社会にも存在しているので、特定の国のみ国境を再開するという選択はできない』と述べています。
最終的には、政府の決定が必要となりますが、現在近隣諸国で入国規制の緩和が進んでいることから、今回の要請が実行される可能性が高いとみられており、東南アジアにおいては、今後もコロナとの共存に舵をきる国家が増えることが予想されます。Photo : MAS
