ティーウェイ航空は、2022年2月24日に初のワイドボディ機となるA330-300を受領する予定であることを発表しました。
現在1号機は、中国の厦門にあるMRO企業のHAECOが塗装作業・座席の設置などの内装の作業を終えて試験飛行を行っている段階で、2月24日にもソウルに到着する予定となっています。
また3月に受領予定の2号機においても現在同施設にて作業を行っている段階となっており、同社は2022年5月までに計3機体制とする予定となっています。
Photo : Tway Air
なお同社のA330の座席は2クラスの構成となり、ビジネスクラス12席、エコノミークラス335席の計347席仕様となり、ビジネスクラスにおいては165度の傾斜が可能なライフラットシートを導入します。なお韓国のLCCでベッド型の座席を投入するエアラインは同社が初めてとなります。
3月からはソウル/金浦~チェジュ線に投入予定となっており、その後はシドニー・ホノルル・クロアチア・シンガポール線などに投入することを予定しています。また、大韓航空とアシアナ航空の統合により長距離国際線のスロットが返却される可能性があることから、同社は更にワイドボディ機を導入して長距離路線に進出する計画があることを明らかにしています。なおアメリカ線も視野に入れていることから、A330以外の航続距離に余裕のある機種も候補に挙がっているとみられています。